更新日:2013年6月8日
※プレゼントでいただいたてっちゃんマスコットとカネテツさんの商品
2013年3月2日~3日にカネテツデリカフーズさん主催のてっちゃんMG(マネジメントゲーム)に参加してきました。
マネジメントゲームとは西順一郎先生が開発されたビジネスゲームです。6人のグループでひとりひとりが社長になり、仕入れ~生産~販売から決算書の作成までを全て自分で行います。1コース2日間で5期(5年)分の経営を体験できます。略して「MG」。
売上金額ではなく、粗利総額で考える
ほんとに儲かっている?
あなたは自社の決算書をみて「儲かっているか、儲かっていないか」がわかるでしょうか。数字の見方がわからなくても資金繰りをしている経営者の方なら銀行口座の残高などで状況を肌で感じることができるでしょう。
正直、私なんかは以前、家業の会社役員をしていた時、決算書を見ても儲かっているのかいないのかサッパリわかりませんでした。売上目標はたててある。そして売上は上がっているが、なぜか経営は苦しそうだ。なんでだろう。どうしたらいいんだろう。というところからマネジメントゲームの勉強を始めました。
会社の採算が取れている状態とは
マネジメントゲームを勉強すると、簡単に答えはでました。
粗利益 > 固定費 であること
正直、当たり前のことなんでしょうけど目からウロコでした。マネジメントゲームをすると、こういった数字を把握できるようになり、はっきりとした判断基準が持てるようになります。続けて勉強していけば、粗利総額で考えることが自然と身についてきます。
会社全体でマネジメントゲームを導入することも多い
※てっちゃんMG開催前の風景
今回参加させていただいた「てっちゃんMG」はカネテツデリカフーズさん主催で行われました。カネテツさんは全社的にマネジメントゲームを勉強されています。このように全国各地のいろんな会社がマネジメントゲームを取り入れています。
今回は、九州から秋田まで全国各所から約60人が集まり10卓で開催されました。全国各地の方との交流もマネジメントゲームの楽しみの一つです。
普通の決算書は税務署用、マネジメントゲームの会計表は経営者の意思決定に使える
※実際に私が決算のため記入したマトリックス会計表
固定費分を稼ぐには、何を後何個売れば良いのか。がはっきりわかります。そこがわかればあとは行動に移していくだけとなります。その後は自分自身の意思決定次第となってきますが、明確な判断材料を持つことができるようになるでしょう。しかし、一番重要なのは、そこからの意思決定(経営判断)だと思っています。
マネジメントゲームはある程度繰り返し体験するのが重要です。私は昨日のてっちゃんMGでシニア(インストラクターコース)含めて84期到達したのですが、以前ほど大きなマイナスにならなくなってきました。少しは、経営のバランスを見れるようになってきたのかもしれません。
聞くセミナーではなく、手を動かして自分でやってみるから自然に身につく
ゲームから決算まで全てを自分一人で行いますので、負荷の高いセミナーです。実際、私も最初参加したとき2日目まで頑張れるだろうか、と不安になりました。その苦しい分、繰り返していくと自然と会計が身についてくることを実感できます。
またベテラン参加者の方はみな親切で、お聞きすれば丁寧に教えてくれます。私個人的には東京MGに初めて参加したとき、「まったく利害関係の無い」「その場で初めて会った」方に教えを請うということがものすごく新鮮な感覚でした。こういった体験ができるのも、マネジメントゲームならではです。
こんな方にオススメしたいです
- 会計事務所さんの言っている言葉の意味がよくわからない・・
- 経理のことがよくわからない
- 製造業の方
- ネットショップ店長様、オーナー様
- 感覚ではなく、科学的に経営をしたい
マネジメントゲーム研修は雰囲気も良く、とても楽しいものです。是非勉強されることをオススメします。てっちゃんMG楽しかった。^^カネテツのみなさんありがとうございました!